【補助金活用の第一歩】「新市場性」と「高付加価値性」を分かりやすく解説!〜新事業進出促進補助金のポイント〜

こんにちは!大田区クラウド経理代行オフィスです!

新しい事業を始める際、「補助金を活用したい」と考える方は多くいます。ただ、補助金の申請には専門用語や難解な審査基準が多く、「結局何をどう説明すれば良いのか分からない…」というお悩みをよく耳にします。

今回は、中小企業庁の「新事業進出促進補助金」において特に重要とされる「新市場性」と「高付加価値性」という審査基準について、できる限り噛み砕いて解説していきます。

この記事を読むことで、審査で重視される視点が分かり、どのように事業計画書を構成すれば補助金獲得の可能性が高まるのかが明確になります。

新規事業を考えている中小企業経営者や補助金活用を検討している個人事業主の方に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

新市場性とは何か?結論から言えば「ジャンル自体の新しさ」が問われる

まず「新市場性」とは、企業が新たに提供する製品やサービスのジャンルが、現在の社会において一般的に認知されていないかどうかを評価する指標です。

審査で重要なのは、「高性能」「高価格」「珍しい素材」といった特徴ではなく、「提供するジャンルそのもの」が新しいかどうかです。

例として「セルフネイルサロン」は、「ネイルサロン」という既存のジャンルに属するため、新市場とは認められません。

このような背景から、「新市場性」があることを主張するには、客観的な統計データや市場レポートを活用し、「まだ一般には普及していない」という証拠をしっかりと示す必要があります。

高付加価値性とは何か?結論から言えば「価格に見合う独自の理由」を示すこと

次に、「高付加価値性」は、単に価格が高いというだけでは不十分で、その価格に見合う理由や差別化された内容が求められます。

重要なのは、「なぜその価格でも顧客が納得するのか?」という問いに対し、デザイン性、利便性、耐久性、独自技術など、具体的な価値を言葉で説明できるかどうかです。

市場価格との比較や、競合製品と自社製品との違いを数値で示すことも、説得力を高めるポイントです。

審査では「他と違うこと」を定量的・定性的に証明する必要がある

補助金の審査では、「見ればわかる」では通用しません。

実際に審査員が納得できるよう、「言葉と数字」で自社の優位性を説明することが不可欠です。

「新市場性」「高付加価値性」どちらも、アイディアや情熱だけでなく、客観的なデータ、顧客からの評価、価格の妥当性を論理的に構成し、資料に落とし込む必要があります。

成功している事業者の多くは、論理と感情の両方を織り交ぜた説得力のある資料を作成しています。

まとめ

「新市場性」と「高付加価値性」は、新事業進出促進補助金の獲得において避けて通れない重要な要素です。

  • ジャンルそのものが新しいことを、主観ではなく客観的データで証明する
  • 価格の高さだけでなく、その根拠を明確に言語化し、他社との違いを定量的に示す
  • 定性的な独自性と定量的な裏付けをバランスよく盛り込んだ事業計画書を作る

これらを丁寧に意識することで、補助金申請の通過率は格段に高まります。

気になる方は是非、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせはこちら>>

参考

https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/docs/shinjigyou_shinsijyo_koufukakachi.pdf

貴社の経理・労務のお悩みを無料面談でお聞かせください

お電話でのお問い合わせ

03-6450-0330受付時間 9:00〜17:00(平日)